公務員を辞めたいけど、30代だし、辞めて大丈夫なのか?
安定を捨てることになるけど、やっていけるのか?
公務員しかキャリアがないけど、転職できるのか?
その気持ち、本っ当によく分かります!
「公務員を辞めたい!」と考えている方は多いのではないでしょうか?
特に30代ともなれば、中堅として仕事をしているその一方で、
組織体制への不満や、公務員特有の理不尽さなども多く経験されているでしょう。
そして仕事だけではなく、家庭を持ってるケースも多いため、退職に踏み切れない方もいるでしょう。
そこでこの記事では、30代で公務員を退職した私から、辞めるにあたってのアドバイスをまとめました!
- 元消防士(11年勤めたのち、退職)
- 現役ITエンジニア
- 消防士からIT企業への転職活動で34社落選の経験有り
アドバイス1:自分が定年まで働いているイメージが湧くか
このまま定年まで勤めた方がいいのか、
それとも、このまま公務員を続けた方がいいのか…
考えてしまう気持ち、本当によく分かります。
そこで考えてもらいたいのが、
あなたがその職場で定年まで働いているイメージは湧くか?
という事です。
定年前の身近な上司を自分に置き換えてみてください。
公務員ですので多かれ少なかれ、あなたもその上司と同じコースをたどります。
その上司を見て、「自分がこのまま公務員として定年まで働いているイメージ」が湧けば
辞めなくても大丈夫でしょう。
しかし、イメージが湧かなければ、次のステップに進みましょう。
アドバイス2:辞めてまでやりたいことがあるか
辞めてまでやりたいことかぁ…
大丈夫です!
私自身、最初は「定年まで働いているイメージが湧かない」という
ところからスタートしました。
「辞めてまでやりたいこと」はありますか?
明確に言語化できるのであれば言うことナシですが、
仮に今はぼんやりとしたものでもかまいません。
アドバイス3:実際に転職活動をしてみよう(お試しの気持ちでOK)
いきなり転職活動ってムリムリ!!
ハードル高すぎ!!
ちょっと落ち着いてください(笑)
転職活動ってハードル高そうに感じますけど、
ネットで求人情報を見るだけでも立派な転職活動ですよ。
求人情報サイトでお仕事検索をしてみてると分かりますが、日々ものすごい量の求人が出てきます。
それを見るだけでも、一歩前進です。
- 世の中にはどんな求人があるのか?
- 興味のある業界の募集条件は?
- 今と同じ給料をもらえる求人は?
などなど、今の自分の待遇と比較することができるため
「転職しない」または「転職する」という気持ちが、より現実味を帯びてきます。
アドバイス4:転職の際に使える「スキル」「資格」を身につけよう
「スキル」か「資格」かぁ…。
改めて考えると、何があるかな?
今は無くても大丈夫ですよ!
これから勉強しても、間に合うものもありますよ。
採用側から見て「あなたが提供できるもの」はありますか?
実務経験があるのが一番いいですが、それがなくとも
有効な資格やスキルを持っていると、面接に進める可能性が上がります。
私自身、エンジニアへの転職活動中に成果物(ポートフォリオ)を作ってからは
面接通過率が明らかに上がりました。
アドバイス5:転職年齢は若ければ若いほどいい
もう30代だし、転職はもう手遅れなのかな…?
そうとも言えませんよ!
あなたにとって、今日が一番若い日ですから。
ただし、若ければ若いほど転職は有利です。
転職の際には「年齢」が重要な要素となります。
(30代でも)若ければ若いほど転職に有利、というのもありますが、
もう一つは、このタイミングを逃すと辞めれなくなる
ということが言えます。
それでは順番に考えてみましょう。
理由1:転職に有利
公務員からの転職を考えた時に、30代は年齢的にラストチャンスです。
理由は、20代ならば企業側も再教育できると考えてくれるので、
必要なスキルが無くても、転職は数を打てば何とかなりますが、
30代となると、即戦力スキルを求められます。
ただし、資格の取得や、スキルの習得、やる気などを面接でアピールできれば
まだチャンスはあると思います。
これは私自身がすごく実感しました。
(かなりの行動量と泥臭い努力が必要です…)
理由2:このタイミングを逃すと辞めれなくなる
30代ともなると、抱えているものも色々あると思います。
それがこの先40代、50代ともなると、もっと抱えるものが大きくなっていくため、
収入、家族、子供の学校、親の介護、などなど、
このタイミングを逃すと、定年まで公務員を続けることになるかもしれません。
管理人の辞める前の実際の心境
「自分がこのまま消防士として定年まで働いているイメージが湧くか」という
判断軸で考えていましたが、定年まで働いているイメージが
どうしても湧かず、苦しんでいました。
しかし、年齢+守るべきものを抱えている身でしたので
なかなか退職に踏み切れず、転職情報や自己啓発系の情報を
よくネット検索していましたが、情報だけは色々仕入れるけど、結果的には行動せずに
半年、1年と経っていきました。
ただ、IT業界への漠然とした興味は以前からあったため、プログラミングの勉強を進めていき、
最終的にはIT関連の仕事で内定を得ることができました。
現在もIT業界で働いています。
私自身、辞めたことを悔いたことは一度もありませんし、
辞めた決断は正しかった、と今でも思います。
まとめ:自分にとって後悔のない道はどちらか
最終的には自分にとって後悔のない道を選びましょう。
もし「辞めたい辞めたい」と思い続けるのに勤め続け、
40代、50代となった時「30代で辞めていればどうなっていただろうか・・・」と
後悔に近い思いも出てしまうでしょう。
30代となると、辞めるにはかなりのエネルギーが必要です。
それでも「後悔のない道を選んで、その道を全力で進む」ことが大事です。
- 公務員として残る
- 辞めて別の道に進む
どちらを選んだにせよ、後悔しないよう全力で進んでください。
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